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昨日は大多喜の森の見学会(筍堀付き)でした
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昨日の4月25日(日曜日)
第17回目の森をいかす勉強会で大多喜の森を訪ねました。

今回は参加者が50名を越える大盛況。
青く澄み渡った初夏の空の下
山と木の家についての一緒に考える機会をもつことができました。
まずは、丸太の製材実演。
参加者は目の前で丸太が四角い柱になってゆく様子を興味津々で見つめていました。

さらに、今回は木の研究会の仲間である秩父の金子製材さんより、ヤング係数の測定器をお借りして、0676_Houseで使う梁材を測定してみました。

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木材の品質については、見た目の美しさというのも大切ですが、安心して使うためには含水率とヤング係数が大切になります。

木は生き物で、水分を沢山含んでいて、その水分は時間とともに抜けて行き材料は乾燥しますが、乾燥とともに歪みや変形が起こります。ですから、家に使う前にある程度乾燥させておくことが必要です。それは含水率という木材に含まれている水分量を測定して確認します。
ヤング係数とは、木材の強さです。木は生き物で、実は強い木もあれば弱い木もある。見た目ではなかなかわかりにくい強さをヤング係数という数値で確認します。

今回のヤング係数の測定原理は打撃音の周波数からその素材の性質を解析するというもの。
測定機械は株式会社ATAのハンディグレーダーHG-2001。
材料のサイズ(体積)を入力して、重さを量る台に載せ、木の切り口を専用ハンマーで叩いた音をマイクで集音します。

これが機械の集音解析部本体です。

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何本かを測定しましたがE70以上の数値が出ました。ものによってはE90でしたので、安心して構造材に使えます。

正直なところ、まだまだ小規模の製材所で、ヤング係数や含水率を表示して構造材を出荷できるところは少ないのです。
しかし、住宅のというものの品質を根底で支える骨組みのその素材の品質については、木を出す山の方にも、そして私のような設計者にも、しっかりと確認してゆく責任があるのだと考えています。

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さて、製材やヤング率測定のあとは用意させていただいた昼食を食べていただき、山林の見学会です。

ところで、今回の見学会。朝の開口一番、斉藤造林さんから、今年は天候不順で筍が殆ど出ていないんですよ、と。
大多喜の見学会は春と秋にやっていますが、春は筍堀ができるのが魅力で、リピーターの方もいらっしゃいます。特に大多喜の筍は美味しいと評判で、また、掘ればいくらでも取れるので、毎年20本以上掘ってゆく人が何人もいるのです。そういうことがクチコミで広がっていたりして、参加者は筍をお土産に持って帰ることを大きな楽しみにしています。
さて、そのお楽しみが半減すると、主催者としても辛いものがあります。
お昼の時に応援に来てくださった斉藤造林の大奥様からも、今年は全然ないとダメ押しの言葉。少々暗い気持ちになります。
でも、それだったら、筍堀の時間を当初予定していた時間よりも長くとってあげましょうかと、午後の山林の見学の殆どを筍堀に当てることにしました。
もちろん、竹林の脇に杉林があって、枝打ちなどの山林の手入れのレクチュアーもしながらの筍堀です。

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皆さん真剣。

さて、その結果は・・・・

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これは、参加してくれた若者6人組が掘った筍です。

筍が全然ない、なんて嘘のような大収穫。
参加いただいた皆さんも持ち切れないくらいの筍ににっこり。

二日前までの悪天候がここに来ていい天気が続いたので一気に出てきたのでしょうねと斎藤さん。

そして、これが私の掘った筍。

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主催者も楽しめる初夏の一日でした。
ご参加いただいた皆さん、お疲れ様でした。
| 勉強会 | 10:36 | comments(0) | - | pookmark |
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